2025年3月

2025年3月24日宮崎県外科医会理事会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2025324日に完全Webにて宮崎県外科医会全理事会を開催しました。参加者は13名でした。令和6年度冬期講演会の一般演題9演題の中から、県立宮崎病院移植外科の目井孝典先生の「賢腎移植ドナー腎アクセプト判断における当院の工夫」が優秀演題賞を受賞されたこと、令和6年度の事業報告、令和6年度決算(案)、日本臨床外科学会本部より支部学術総会への参加について、次期社保審査委員の推薦(県医師会より)、第1HIMUKA Live Surgery Seminar319日)について報告しました。中島真也理事から第1HIMUKA Live Surgery Seminarについて説明して頂きました。大阪大学の植村守先生をお呼びして、県立宮崎病院にて腹腔鏡下S状結腸切除が施行されました。20名の参加があり成功裏に終わりました。詳細は後日宮崎県外科医会HPにも掲載する予定です。

議事として、令和7年度の事業計画、令和7年度の予算案が説明され、承認されました。その他として、425日に宮崎大学主催の「手術室運営塾Ⅱ」について案内しました。宮本耕次副会長には令和6年度決算(案)、令和7年度予算(案)について説明して頂き有難う御座いました。

理事の意見として、外科医不足、外科医の高齢化があり、これからの地域医療に支障をきたす。外科医を増やすために、地域枠の学生への対応、外科医の縦の繋がりを強くする。外科の救急対応は、外科医だけでなく麻酔医不足の問題がある等多くの意見を頂きました。年度末のお忙しい中ご参加頂き有難う御座いました。

追伸

HIMUKA Live Surgery Seminar案内の中で、外科を行っている施設への通知が行われていないことが解りました。案内用メーリングリストを作成する予定です。日本臨床外科学会の支部掲示板に宮崎県支部会からの報告がされていませんでした。今後随時報告する予定です。


2025年1月20日 宮崎県外科医会理事会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2025120日完全Webにて宮崎県外科医会理事会を開催しました。13名の参加でした。報告として、宮日新聞生活情報誌「きゅんと」の執筆依頼を、宮崎大学の武野慎祐先生とまきのブレストクリニックの牧野裕子先生にお願いしました。202521日~2日に開催される第13回次世代の臨床外科医のための特別セミナーは、4名の推薦がありました。宮崎大学の廣松昌平先生、阪本倖規先生、小島理紗子先生に決定しました。20241121日に開催された日本臨床外科学会合同懇談会については、前述の特別セミナーへの手術ビデオを推薦して頂きたい(発表者は別に参加可能)。保険診療委員会から、外保連への調査協力体制の構築について各支部から3ヵ所程度協力病院を指定して頂くことへの協力依頼がありました。2月を目途とされています。後日依頼しますので宜しくお願いします。

議事として、27日の冬期講演会については、9題の会員発表で、消化管を古賀総合病院、肝・胆・膵を県立宮崎病院、肺・乳・移植を宮崎大学病院より座長推薦して頂きます。今回より、9演題発表の中から、優秀演題賞を選考します。熟練外科医から若手外科医へは、春光会記念病院の宮路重和先生より講演して頂きます。令和7年度(2025年)外科医会日程(案)については承認して頂きましたが、宮崎大学の武野先生より、425日に、「福島県における救急外科輪番制」に関する講演会を企画しているとの話がありましたので、理事・評議員会を418日金曜日に変更します。宜しくお願いします。招聘手術・鏡視下手術勉強会については、中島真也先生より、319日に大阪大学の植村守先生をお呼びして開催するように準備を進めていることを報告して頂きました。腹腔鏡下S状結腸切除の予定です。症例の確保、倫理委員会の開催、場所の確保等について、皆様にご協力をお願いします。

最後に皆様からの意見として、招聘手術を成功させて頂きたい。年末・年始のインフルエンザ・新型コロナ等の患者が多かった。外科救急に対する輪番体制整備が必要ではないか。昨年の診療報酬改定で病院の経営が悪化している。来年1116日~28日に宮崎シーガイアで七島篤志教授が開催される第88回日本臨床外科学会への協力など多くの意見を頂きました。ご参加有難う御座いました。

令和7年度宮崎県外科医会日程(2025325日更新)

 

令和7年  
4月21日(月) 理事・評議員会 ※日程が4/18(金)から変更になりました
7月12日(土) 全理事会及び総会、県外科医会・県整形外科医会・労災部会合同学会
8月1日(金) 夏期講演会
・社保指導:潤和会記念病院 岩村威志 先生
・次世代の臨床外科医のための特別セミナー報告
・会員発表(若手外科医、研修医の発表の場)
・若手奨励賞選考
・熟練外科医から若手外科医へ:元村胃腸科外科 元村祐三 先生
11月14日(金) 秋期講演会 座長:宮崎大学外科 七島篤志 教授
・特別講演:自治医科大学医学部外科 佐多尚宏 先生
令和8年  
1月16日(金) 全理事会
2月6日(金) 冬期講演会
・社保指導:むつみ苑 下薗孝司 先生
・会員発表「この疾患に対するわたしの工夫(等)」
・優秀演題賞選考
・熟練外科医から若手外科医へ:大塚病院 大塚直純 先生
3月13日(金) 全理事会

令和6年度外科医会冬期講演会 優秀演題賞の贈呈式を行いました

令和7年2月28日に県医師会館におきまして、R7.2.7冬期講演会の優秀演題賞を受賞された目井 孝典 先生(宮崎県立宮崎病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。

受賞の言葉

県立宮崎病院外科 目井 孝典

宮崎県立宮崎病院外科の目井 孝典と申します。この度は宮崎外科医会 優秀演題賞を受賞させていただき誠に光栄に思います。私の発表『献腎移植ドナー腎アクセプト判断に対する当院の工夫』が受賞できたのは、ひとえに当院の移植グループ長である三浦 敬史先生をはじめとした先生方のご指導のおかげであると感じております。 

自分は医者14年目で立場的には中堅にはなりますが、大学院を2023年の春に卒業して2年目で、ようやく手が動き始めてきたかなというような状態です。気持ちや実力はまだまだ若手ですが、若手の飲み会にも呼ばれなくなり後輩と二人で処置を行ったりする機会も増え、中堅になってしまったのだと感じます。
日南出身ですが大学より他県で過ごしており、18年ぶりの宮崎生活でした。改めて宮崎の人の温かさや食べ物の美味しさなどの宮崎の良さを痛感した2年間でした。20254月より北九州に異動となる予定で宮崎を離れることにはなりますが、『故郷は遠きにありて思ふもの』という言葉があるようにいつでも宮崎のことを忘れずに過ごそうと思います。 

最後にこのような賞を賜った白尾先生をはじめとする宮崎外科医会の皆様方に感謝の意をお伝えして受賞の言葉とさせていただきます。