2020年10月

宮崎県医師会各専門分科会長会報告(新柄コロナウイルス感染症関連も含む)

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2020106日宮崎県医師会各専門分科会長会が開催されました。宮崎県医学会役員幹事として宮崎県外科医会から、北村 洋先生を引き続き推薦しました。副学会長は、県内科医会会長の比嘉利信先生が承認されました。1128日の第120回九州医師会総会・医学会については、Web配信を含めた縮小開催されます。第3分科会の外科学会については中止としました。宮崎県医師会のHPにも開催内容が記載されています。

新型コロナウイルス感染症に関して、県医師会より説明がありました。資料を添付します。次のインフルエンザ流行に備えた体制整備がなされています。インフルエンザ流行時の発熱患者への対応については、発熱症状がある場合はかかりつけ医が対応(「診療・検査医療機関」として届け出、国からの支援補助金あり)、検体は保険診療にて検査(抗原、PCR等)する、10月中に診療・検査医療機関体制を完了するとのことでした。

今後、保健所における行政検査については、初発患者の濃厚接触患者の検査や地域におけて蔓延した場合の調整等が基本となります。外科関連にとって、緊急手術等での検査について質問しました。新型コロナウイルス感染症が疑われる患者については、PCRや抗体を測定し、保険診療で請求(県医師会または宮崎市郡医師会と保険適応検査実施に係る手続きが必要)が可能です。スクリーニング検査としての検査は、現時点では保険請求出来ないとの事でした。各医療機関が、県医師会とまたは宮崎市郡医師会と保険適応検査実施に係る手続きを行っているのをご確認下さい。院内感染を防ぐ上でも検査体制の確立は大切ですので各医療機関が民間医療機関との受託をする必要があります。簡単ですが、宮崎県医師会各専門分科会長会報告とさせて頂きます。

専門分科医会長会資料