若手外科医・臨床医の声

黒木将英先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の黒木将英と申します。大学生の頃より外科を志し、2019年度に入局させていただきました。

宮崎大学外科学講座は大講座制ということもあり、多領域の疾患の管理を密な連携で行っています。これによって各領域だけでは手が届きにくいところもカバーすることができ、深く、幅広い知識・技術を学ばせていただいています。

患者様を自らの手と技術で治療することができる非常に魅力的な分野ですが、それと同時に責任も伴い、弛まぬ努力と向上心が必要であると痛感する日々です。これからも鍛錬を積み重ね、日々の経験を糧として、生まれ育った宮崎の医療に少しでも貢献していけるように進みたいと考えています。

最後になりますが、この度は奨励賞をいただきありがとうございました。ご指導下さった古川教授を始め、多くの先生方に感謝申し上げます。まだまだ未熟ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

外科医会夏期講演会奨励賞の贈呈式を行いました

9月7日(火)に県医師会におきまして、夏期講演会若手奨励賞を受賞されました、黒木将英先生に賞状と賞金の贈呈式を行いましたので、ご報告いたします。

猪俣麻佑先生(宮崎大学医学部外科学講座※当時)

宮崎大学医学部外科学講座の猪俣麻佑と申します。患者様の体内から自分たちの手で病気を取り除くことができることに医師としての醍醐味を感じ、2020年度より外科医として、母校である宮崎大学外科学講座に入局させて頂きました。温かく、熱心な先生方や医療スタッフの皆様の下で、外科医としての第一歩を踏み出せたことを嬉しく思っております。手術はもちろん、周術期管理においても繊細な気配りによる全身管理がより良い結果につながると感じ、同時に外科医の魅力の一つでもあると感じました。命を授けて下さる患者様に対する責任は非常に重く厳しいものだと痛感する毎日ですが、より良い結果に導けるよう、日々精進して参ります。生まれ育った宮崎の医療を支える医師として成長していけるよう邁進して参りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

外科医会冬期講演会奨励賞の贈呈式をおこないました

3月18日(木)に県医師会館におきまして、外科医会冬期講演会若手奨励賞を受賞されました、猪俣麻佑先生に賞状と賞金の贈呈式を行いましたので、ご報告いたします。

なお、令和3年度は夏期講演会におきまして、若手奨励賞を行いますのでよろしくお願いいたします。

夏期講演会の日程

日時:令和3年8月6日(金)18:30~
開催方法:Web開催

谷口 智明先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の谷口智明と申します。2015年に宮崎大学を卒業し、2017年度から外科学講座のスタッフに加わらせて頂きました。手術を生業とする外科医に憧れを抱いてから10年近く経ち、実際に外科医として診療に携われるようになったことに喜びを感じながら、日々仕事をさせて頂いております。
外科医となって目の当たりにした、実際の外科医の仕事内容は、診療にあたる地域で少し異なり、殊に宮崎県の様な地域では、比較的多岐にわたる分野への対応が求められる事があります。広い分野に自ずとある程度精通することは、有利な点もある一方で、臓器別の専門分野(サブスペシャリティ)の研鑽が、より一層重要である事も認識させられます。
治療の甲斐なく悔しい思いをする事もありますが、手術で根治や改善が得られた時の喜びは、患者さん本人にとってはもちろんの事、私たち外科医にとっても、非常に大きなものであると、日々感じております。
10年後、20年後に、宮崎から日本の外科医療を支える人材の一人となれるよう、引き続き研鑽と修練を重ねて参ります。

谷口智明先生は2019夏期講演会で奨励賞を受賞されました
谷口智明先生は2019夏期講演会で奨励賞を受賞されました

 

池ノ上 実先生(宮崎大学医学部外科学講座)

臨床外科国内研修後記

日本臨床外科学会国内研修に応募し、慶應義塾大学の一般消化器外科教室で2週間国内研修をさせて頂いた。慶應義塾大学の一般消化器外科教室は、上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、血管外科より構成されており、第一線で活躍される先生方が各分野のチーフを務めている。今回、私は食道癌手術を中心に上部消化管、下部消化管の手術見学をさせて頂いた。手術は、いかに安全に、効率よくするか工夫されており、「新しい手技」を必ずしもよしとするわけではなく、例えば食道癌手術で小開胸を加える、ベッドのローテーションを利用して腹臥位の視野もとれるようにするなど「新しいわけではないがリーズナブルな手技」も広く取り入れていた。それら一つ一つの手技に豊富な経験と医学的根拠に基づいた理論があった。また、研究や学術的な活動についても大変な実績を有しており圧倒された。講座独自の動物飼育施設、実験施設も備えており、研究に関しては大講座制の利点を生かして分野横断的に進めていた。食道手術を中心に、実際の写真を交えながら今回学んだ事や感じた事を提示する。

櫻原 大智先生(宮崎大学医学部付属病院外科学講座)

次世代の臨床外科医のための特別セミナーの報告

2019年2月2日、3日の二日間で開催されました「第7回次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に参加して参りました。著名な先生によるこれまでの手術経験や海外研修や若手医師による手術ビデオの報告などがありました。中でも私は、同世代の若手外科医がビデオセッションで積極的に手術ビデオの紹介やそれらに対する質問などをしている様子に強く刺激を受け、日々の修練への活力となったことが印象的です。セミナーの報告を当日の写真なども含めましてご報告いたします。

千代反田 顕先生(宮崎大学医学部附属 病院外科学(当時))

2019年2月2日、3日に、東京で開催された日本臨床外科学会主催の第7回「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に出席した。会場は東京のグランドプリンスホテル高輪の一室で全国から3名ずつ参加していた。学生から年配の方まで参加していたが、医師歴数年の世代が多かった。2日間にわたり各分野で活躍されている先生方が講演された。1日目の講演内容は、参議院議員の足立先生による医療政策の話から、若手外科医の手術動画に対して一流の先生がアドバイスするパネルディスカッションまで幅広く、専門分野も胸部外科から上部、下部消化管、鼠経ヘルニアと盛りだくさんであった。2日目は“私が理想とする外科医”というテーマで3人の先生がご自身の人生経験を踏まえてお話してくださった。2日目のお昼で終了となった。地方で生活しており同期も多くはない状況で、百数十名の同世代の外科医を目の当たりにしたことは、それだけでも刺激的な時間でした。また、著名な先生方が我々の目線からお話してくださることはなかなかない機会であったと思います。このような大変有意義なセミナーに参加させていただき誠にありがとうございました。今後の人生の姿勢に生かしていきます。

坪井浩一先生(古賀総合病院外科(当時))

今日はこのような機会を頂き誠にありがとうございます。昨年2月に開催された会の報告会ということで、機会を頂きました。2日間にわたり多くの見地を得ることができ、大変勉強になりました。
古賀病院で過ごした2年間は大変大きな財産になっています。この先、若い外科医の皆さんの為になるようなお話ができれば、と思って本日は参加させていただきました。少しでもプラスになって明日以降の意識が少しでも変わるような、そんな内容のお話ができたらいいな、と考えます。趣旨と少し合わない内容となるかもしれませんが、少しだけお時間を頂きます。
今回、セミナーに参加させていただいた際のメモを見直していました。特にビデオセッションにおいては自分の症例を会場で提示し、その道のプロフェッショナルに評価をして頂きディスカッションを行うという面白い試みでした。手術の現場においては感覚的に進めていく部分が非常に多いです。その中で映像を用いてこれまで曖昧にあるいは気づかずに過ごしていた手技、感覚的に進めていたところなどを言葉に表現しながら振り返り、共有する。そして次回へフィードバックすることが非常に大切であると考えました。(知り合いの麻酔科の先生は自分の麻酔をかけている映像を撮影し、自己分析を繰り返し無駄ない所作で麻酔をかけることを訓練したということを聞いたことがあります)。自分の手技を後から客観性をもって見直すことの大切さを改めて実感しました。
教育においてはInputとoutputのバランスが一つの課題であると感じています。術前準備として費やす時間や勉強会・セミナーへの参加で得られた知識はすべてinputの要素です。その知識が生きたものとして役立つためにはoutputを繰り返す必要があります。外科修練においては手術場でオペレーターもしくは前立ちとしての経験を積むことにあたると考えます。地方都市の最大のメリットは(若手が少ない分・・・)一人当たりの症例数がそれなりに多く、outputのチャンスが比較的多いのでは、と感じます。
Outputのチャンス(つまり自分がオペレータになれるかどうか)は自分の力だけでは何ともできないこともあります。が、Inputに関しては自分の工夫次第でいくらでも増やせます。居心地の良い場所でのんびり過ごしたくなる気持ちもわかりますが、勇気を出して一歩外へ。同じ宮崎県内でも隣接する県でもいいので。一つの場所にとどまらず様々な地域・年代の外科医からまた、あらゆる臓器で、地域や施設によっても異なる手技を学ぶチャンスを自分自身で作り上げていく意識が大切です。
県内での人員確保を優先するあまり、若手を囲い込んでしまう事は避けたいです。どこの地方でも同じことが行われているような気がしますが・・・本当にすべきことはその逆で、宮崎からどんどん外へ。いずれ成長して戻ってくる事を期待して、修行に出すことも上級医の役割と考えます。時間はかかるかもしれませんが10年20年先を見据えたとき、他の地域とは比べ物にならない魅力あふれる研修システムが確立していくことを期待します。
本当の理想をいえば宮崎県内に居ながらにして、その道のプロから直接指導を頂けたり通信システムを確立して病院同士の若手が合同カンファを開催することでinputの共有ができるなど。IT技術の目覚ましい進歩の波にうまく乗ることができれば、移動距離という障壁をとっぱらって知識の共有が可能になるのでは、と考えます。具体的な方法はこれから模索していく必要があると思いますが…宮崎県の外科研修はほかのところとは一味違うぞ、と一目置かれるような。これまでに例のない新しいアイデアや価値観を想像し人材育成、技術修練において将来的に他の地域の参考になるような方法を確立していく。外科医会がリーダーとなって宮崎県内はては南九州全域において実施していけたらとっても頼もしいことになるのではと考えます。私自身なんらかの形でかかわることができたら嬉しいです。まずは地方都市での外科修練に教務のある若手をどんどん宮崎へ送り込み少しでも貢献できればと考えます。私を介して、本日ここにいる若手外科医の皆さんの将来的な選択肢が少しでも広がったのであれば嬉しく思います。勇気をだして一歩外へ出てみて下さい。
今日は立場をわきまえず長々と話をさせて頂きありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

濱廣 友華先生(宮崎大学附属病院外科学講座)

第6回 次世代の臨床外科医のための特別セミナー 報告

2018年2月3日、4日に行われました「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に参加させていただきました。初日は、日本のこれからの医療政策の話、野村先生の女性医師のあり方についてのご講演が行われました。手術手技パネルでは公募で選ばれた手術動画を基に各分野の専門家から助言を受けると言う構図でした。夜は懇親会があり、同じ志の若手外科医との交流がありました。2日目は「私が理想とする外科医像」というテーマで3名の先生方の発表があり、最後に栄養についてのランチョンセミナーがあり終了しました。個人的に最も印象に残ったのは塩崎均先生の「今が一番若い。今を一生懸命生きて、悔いのない人生」という一節でした。塩崎先生の理想の外科医は「学び続ける人」であり、外科医である以上その責務を果たさねばならないと強く感銘を受けました。セミナーは若手に向けてメッセージ性の強い内容が多く、とても刺激的なものでした。このようなセミナーに参加させていただける機会を作ってくださった皆様に感謝いたします。ありがとうございました。