若手外科医・臨床医の声

令和5年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞 受賞者(坂元紀彦先生(宮崎大学医学部附属病院))

宮崎大学医学部外科学講座の坂元紀彦と申します。この度は若手奨励賞を受賞させて頂き、大変光栄に思います。
学生の時から手術の見学が好きで、研修医になって様々な手技を経験してさらに外科の魅力を知り、外科医として頑張っていきたいと思い、今年度入局させていただきました。入局から5カ月が経ち、先生方の御指導のおかげで多くの学びを得ることができ、執刀も経験するなど充実した日々を過ごしております。
研修医の肩書きが外れ、判断を求められる機会が増え、患者様それぞれの状態・状況を総合的に考えることの重要性やそれに伴う責任の重さを実感しております。今はまだ分からないことが多く先生方に頼ることも多いですが、知識を身につけ、経験を増やすことで、少しずつでも前進していきたいと考えております。
地元宮崎県の医療に貢献できるよう、また、患者様に十分な医療を提供できるように日々努力してまいります。今後とも御指導よろしくお願いいたします。

令和5年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞の贈呈式を行いました

令和5年8月31日に県医師会館におきまして、R5.8.4夏期講演会の若手奨励賞を受賞された坂元 紀彦 先生(宮崎大学医学部附属病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。

 

明利里彩先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の明利里彩と申します。この度は奨励賞をいただき、大変光栄に存じます。

私は、県外の大学在学中より地元の医療に携わりたいという思いがあり、卒業と同時に宮崎に戻り、2020年度に外科学講座に入局させていただきました。多くの先生方から熱心にご指導いただき、外科医として充実した毎日を送っております。

自分自身の手で患者の治療を行うことができる点が外科の魅力のひとつと考えておりますが、一方で、それに伴う大きな責任もひしひしと感じております。自分自身の未熟さと向き合いながら、多くの知識、技術の習得に向けて、より一層努力を重ねていかなければなりません。目の前の患者さまに対してより良い医療を提供できるよう、日々精進してまいります。

今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

黒木将英先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の黒木将英と申します。大学生の頃より外科を志し、2019年度に入局させていただきました。

宮崎大学外科学講座は大講座制ということもあり、多領域の疾患の管理を密な連携で行っています。これによって各領域だけでは手が届きにくいところもカバーすることができ、深く、幅広い知識・技術を学ばせていただいています。

患者様を自らの手と技術で治療することができる非常に魅力的な分野ですが、それと同時に責任も伴い、弛まぬ努力と向上心が必要であると痛感する日々です。これからも鍛錬を積み重ね、日々の経験を糧として、生まれ育った宮崎の医療に少しでも貢献していけるように進みたいと考えています。

最後になりますが、この度は奨励賞をいただきありがとうございました。ご指導下さった古川教授を始め、多くの先生方に感謝申し上げます。まだまだ未熟ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

外科医会夏期講演会奨励賞の贈呈式を行いました

9月7日(火)に県医師会におきまして、夏期講演会若手奨励賞を受賞されました、黒木将英先生に賞状と賞金の贈呈式を行いましたので、ご報告いたします。

猪俣麻佑先生(宮崎大学医学部外科学講座※当時)

宮崎大学医学部外科学講座の猪俣麻佑と申します。患者様の体内から自分たちの手で病気を取り除くことができることに医師としての醍醐味を感じ、2020年度より外科医として、母校である宮崎大学外科学講座に入局させて頂きました。温かく、熱心な先生方や医療スタッフの皆様の下で、外科医としての第一歩を踏み出せたことを嬉しく思っております。手術はもちろん、周術期管理においても繊細な気配りによる全身管理がより良い結果につながると感じ、同時に外科医の魅力の一つでもあると感じました。命を授けて下さる患者様に対する責任は非常に重く厳しいものだと痛感する毎日ですが、より良い結果に導けるよう、日々精進して参ります。生まれ育った宮崎の医療を支える医師として成長していけるよう邁進して参りますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。

外科医会冬期講演会奨励賞の贈呈式をおこないました

3月18日(木)に県医師会館におきまして、外科医会冬期講演会若手奨励賞を受賞されました、猪俣麻佑先生に賞状と賞金の贈呈式を行いましたので、ご報告いたします。

なお、令和3年度は夏期講演会におきまして、若手奨励賞を行いますのでよろしくお願いいたします。

夏期講演会の日程

日時:令和3年8月6日(金)18:30~
開催方法:Web開催

谷口 智明先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の谷口智明と申します。2015年に宮崎大学を卒業し、2017年度から外科学講座のスタッフに加わらせて頂きました。手術を生業とする外科医に憧れを抱いてから10年近く経ち、実際に外科医として診療に携われるようになったことに喜びを感じながら、日々仕事をさせて頂いております。
外科医となって目の当たりにした、実際の外科医の仕事内容は、診療にあたる地域で少し異なり、殊に宮崎県の様な地域では、比較的多岐にわたる分野への対応が求められる事があります。広い分野に自ずとある程度精通することは、有利な点もある一方で、臓器別の専門分野(サブスペシャリティ)の研鑽が、より一層重要である事も認識させられます。
治療の甲斐なく悔しい思いをする事もありますが、手術で根治や改善が得られた時の喜びは、患者さん本人にとってはもちろんの事、私たち外科医にとっても、非常に大きなものであると、日々感じております。
10年後、20年後に、宮崎から日本の外科医療を支える人材の一人となれるよう、引き続き研鑽と修練を重ねて参ります。

谷口智明先生は2019夏期講演会で奨励賞を受賞されました
谷口智明先生は2019夏期講演会で奨励賞を受賞されました

 

池ノ上 実先生(宮崎大学医学部外科学講座)

臨床外科国内研修後記

日本臨床外科学会国内研修に応募し、慶應義塾大学の一般消化器外科教室で2週間国内研修をさせて頂いた。慶應義塾大学の一般消化器外科教室は、上部消化管外科、下部消化管外科、肝胆膵外科、血管外科より構成されており、第一線で活躍される先生方が各分野のチーフを務めている。今回、私は食道癌手術を中心に上部消化管、下部消化管の手術見学をさせて頂いた。手術は、いかに安全に、効率よくするか工夫されており、「新しい手技」を必ずしもよしとするわけではなく、例えば食道癌手術で小開胸を加える、ベッドのローテーションを利用して腹臥位の視野もとれるようにするなど「新しいわけではないがリーズナブルな手技」も広く取り入れていた。それら一つ一つの手技に豊富な経験と医学的根拠に基づいた理論があった。また、研究や学術的な活動についても大変な実績を有しており圧倒された。講座独自の動物飼育施設、実験施設も備えており、研究に関しては大講座制の利点を生かして分野横断的に進めていた。食道手術を中心に、実際の写真を交えながら今回学んだ事や感じた事を提示する。

櫻原 大智先生(宮崎大学医学部付属病院外科学講座)

次世代の臨床外科医のための特別セミナーの報告

2019年2月2日、3日の二日間で開催されました「第7回次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に参加して参りました。著名な先生によるこれまでの手術経験や海外研修や若手医師による手術ビデオの報告などがありました。中でも私は、同世代の若手外科医がビデオセッションで積極的に手術ビデオの紹介やそれらに対する質問などをしている様子に強く刺激を受け、日々の修練への活力となったことが印象的です。セミナーの報告を当日の写真なども含めましてご報告いたします。