会長挨拶

宮崎県外科医会会長 白尾一定
宮崎県外科医会会長 白尾一定

平成30年4月より宮崎県外科医会会長を拝命しました。平成20年田中俊正会長の時から理事を6年、平成26年八尋克三会長の元、副会長を4年間勤めさせて頂きました。副会長に、宮本耕次先生(新任)、百瀬文教先生(理事より副会長へ)、新任理事に池田拓人先生、監事に迫田耕一郎先生、夏田康則先生が選出されました。

宮崎県外科医会は、平成24年11月より日本臨床外科学会宮崎支部となり、活動の幅が広がりました。毎年2月に東京にて「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」が開催され、全国から若手外科医(平成29年より研修医も含む)が集結、わが国の医療体制、保険制度、内視鏡外科手術免許皆伝への道、私が理想とする外科医など、幅広く臨床外科医の魅力を伝える会が開催され、宮崎からも研修医を含む若手医師3名が毎年参加しています。また、国内の外科短期(1ヶ月以内)研修として、「原則40歳以下で日本臨床外科学会の会員歴1年以上かつ日本外科学会専門医」を条件に、全国から20名が選考され、宮崎からは毎年1名推薦しています。消化器外科、肝胆膵外科、移植外科、心臓外科、呼吸器外科、乳腺・内分泌外科、小児外科コースがあり、留学者と研修施設に学会から補助が出ます。短期間の研修ですが、昨年まで宮崎から2名が参加しています。また、日本臨床外科学会の座長を本会から毎年5名推薦しています。

外科関連の情報発信の場として、宮崎県外科医会のホームページを新たに作成することにしました。日本臨床外科学会宮崎支部会としての活動やその内容も記載されています。夏期講演会は、若手外科医の発表の場とし、卒後5年目までの研修医と学生の発表の中から「若手奨励賞」(金一封)を授与します。また熟練外科医から若手外科医への発表を開始しました。秋季講演会では、特別講演とハンズオンセミナー(PICC、TAPP、PEG等)を開催します。ハンズオンセミナーは診療科を問わず参加可能です。冬期講演会では、会員発表と熟練外科医から若手外科医への発表を予定しています。

外科関連の学会や研究会が多く、宮崎における研究会が重ならないように学会予定表を作成しました。学会・研究会を予定されている場合には参考にして頂き、予定を事務局に連絡して頂けると幸いです。少しでも宮崎県における若手外科医の育成、地域医療に奮闘している臨床外科医に貢献できる会として発展していきたいと思っています。皆様のご協力宜しくお願いします。