令和3年度宮崎県外科医会夏期講演会の奨励賞が決定しました
夏期講演会を8月6日(金)にWebで開催いたしました。今回も多くの先生方から症例発表の申込みをいただき、11名の先生方から発表が行われました。
後日、外科医会役員により、症例発表(選考対象10題)の中から優秀発表の投票を行っていただき、開票の結果、令和3年度夏期講演会「若手奨励賞」は、「集学的治療により救命できた大動脈食道瘻の1例」を発表された、宮崎大学医学部附属病院 心臓血管外科 黒木将英先生が受賞されました。
おめでとうございます。
黒木先生には外科医会 白尾会長から賞状と賞金が授与されますことをご報告いたします。
★参考:若手奨励賞★
平成30年夏期講演会より、①5年以内の研修医と学生を対象、②発表終了後に外科医会役員が評点し、最高点の発表者に贈られる、③受賞した者には、賞状及び金一封を贈呈する。
「宮崎県外科医会夏期講演会 熟練外科医から若手外科医へ」を掲載いたしました。
先輩の独り言/若き外科医達への申し送り
私が昭和56年に宮崎医科大学を卒業して今年で40年になります。最初の4年間は北九州市の救急病院で内科1年と救急医療を4年研修しました。1外科に帰って来てからは県内8つ以上の施設に出向し育てて頂きました、感謝です。平成4年に、外科医10年目の年に県立宮崎病院に赴任し、28年在籍しました。その間、消化器外科医と小児外科医の二足の草鞋を履き、24時間365日のオンコールの日々を約20年間続けました。2010年から県立宮崎病院に九州大学から小児外科専門医を派遣して頂く様になり、既に2006年から鹿児島大学から派遣されていた宮崎大学とは、漸く2017年にリンク出来る様になりました。
講演の中でご紹介させて頂いた先輩医師達からの「私を支えてくれた言葉」のほんの一部ですが、記して後輩への申し送りとさせて頂きます。
- 患者さんの事で悩んだら、その患者さんにとって一番良い方法を選択しなさい。
そうしたら自ずと道は決まってくるから。 - 法的に自分を守る事を常に頭に置いて仕事をしなさい。
- ありふれた手術ほどしっかり治して患者さんを歩いて帰す、合併症の少ないのが良い外科医である。
- 合併症を起こした時ほど、患者さんの所に足を運びなさい、辛い事だけど。
- 手術室で奇声を発すべからず(手術手技研究会・べからず集より:術者はいつも冷静沈着でいなさいという事)
- High Risk High Return(大変な事ほど結果が良ければ喜びも大きい)
- そこの施設にずっと居たかったら、その施設に必要とされ続ければ良いだけの事。
- 外科医は忙しいが、家族と過ごす時間も大切に。
以上です
≪開催予告≫宮崎県外科医会秋期講演会(Web)の開催について
宮崎県外科医会秋期講演会を開催いたしますので、下記のとおりご案内いたします。
なお、会員の先生方には後日、改めてご案内いたします。
- 日時:令和3年10月22日(金)19:00~
※Web開催となります。 - 講師:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科 教授 大塚隆生 先生
宮崎県外科医会夏期講演会を開催いたしました
2021年8月6日夏期講演会について
宮崎県外科医会会長 白尾一定
8月6日夏期講演会がWebにて開催されました。会員発表は11演題で、全てが貴重な症例発表でした。座長は3役が務めさせて頂きました。数回にわたり発表が滞り、ご迷惑をおかけしました。社保指導は、理事の岩村威志先生にお願いしました。審査の注意点や保険上のルールについて説明して頂きました。有難う御座いました。会員発表の中で、卒後5年目までの10名の中から若手奨励賞を決定します。発表はお盆明けになると思われますので暫くお待ち下さい。「熟練外科医から若手外科医へ」は下薗孝司先生に、「先輩の独り言/若き外科医への申し送り」の演題でご講演頂きました。先生が、小児外科として歩まれた中で、貴重な症例の紹介と若手への温かい激励の言葉を話して頂きました。宮崎県外科医会HPにも掲載する予定ですので、ご覧下さい。未だ、新型コロナ感染症の拡大が続いています。しっかりとした感染症対策を行いながら、日常外科診療を行って頂きたいと思います。次回は、10月22日秋期講演会特別講演会となっています。皆様のご参加宜しくお願いします。
宮崎県外科医会理事会の報告について(7/26)
2021年7月26日宮崎県外科医会理事会について
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2021年7月26日宮崎県外科医会理事会を、Webにて開催しました。3役(白尾、宮本先生、百瀬先生)は、宮崎県医師会館から進行しました。参加者は、16名でした。ご参加有難う御座いました。報告は、令和3年度外科医会総会(書面決議)において、令和2年度事業報告と収支決算、令和3年度事業計画と収支予算が賛成102名、反対0名にて議決された。2021年11月18~20日に東京で開催される第83回日本臨床外科学会総会の座長候補として、潤和会記念病院の金丸幹郎先生、宮崎康幸先生を推薦した。宮崎県外科医会ホームページの更新状況の内容でした。Webでの講演会が増えてきていますので、宮崎県外科医会の事務局に、講演会の開催案内を連絡して頂きたいと思います。
協議事項は、8月6日の夏期講演会の内容でした。社保指導は、岩村威志先生、熟練外科医から若手外科医へは、下園孝司先生がご講演されます。一般演題は、11題で、Web開催のため、座長は3役が行い、若手奨励賞対象者は10演題の中から選定されます。演題の登録有難う御座いました。若手奨励賞の発表は後日宮崎県外科医会HPにて報告します。
最後に皆さまに手術の状況について質問しましたが、多くの施設が手術症例が減少していると話されていました。診療所においても外来患者数の減少、新型コロナワクチン接種にて検査数も減少しているようです。昨年度の医療保険(社保)での診療所の診療科別件数では、小児科▲27%、耳鼻咽喉科▲22.3%、外科▲15.1%と外科診療所への受診も減少しています。東京オリンッピク後の第5派が心配なところですが、新型コロナワクチン接種が広まり、診療所および入院での外科診療がコロナ前の水準に早く回復することを望んでいます。
尚、宮崎大学の池田拓人先生より、2021年10月16日に宮崎大学医学部外科学講座肝胆膵外科学分野の七島篤志教授が開催される第46回日本大腸肛門学会九州地方会、第37回九州ストーマリハビリテーション研究会の案内がありました。一般演題の募集が行われています。HPをご覧下さい。