2022年9月

【お知らせ】宮崎県外科医会冬期講演会の開催日の変更について

令和4年度 宮崎県外科医会冬期講演会の日程を年度当初、令和5年3月10日(金)に開催することとしておりましたが、他の学会が開催されますため、令和5年3月17日(金)へ変更となりました。

2022年9月9日宮崎県外科医会秋期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2022年99日に完全Webにて宮崎県外科医会秋期講演会が開催されました。参加者は31名でした。講師は宮崎大学医学部外科学講座心臓血管外科学分野教授の古川貢之先生で「心臓血管外科の現状と今後の取り組みについて」のご講演でした。心臓血管外科の現状と取り組むべき課題、宮崎大学ハートチームの活動、弁置換治療への新たな取り組み、将来の宮崎県の外科医療を考える内容で、ハートチームでのTAVI手術、新型コロナ下の急性大動脈解離手術、小切開弁膜症手術のビデオを供覧されました。特に「将来の外科医を考える」では、どうすれば選んでもらえる外科教室になれるか~最強の外科チームになれるか~①共通の目的として、For the patient 医師としても一人の人としても誇りある人生を送る、②心理的に安全な場所として、自分の居場所はここだ、期待されている、安心と感じながら業務出来る環境、③弱さの共有として、リーダーは全てをコントロールする必要は無く、万能である必要もない、メンバーへ期待を伝える中で意見しやすく協力しやすい環境が生まれ、パフォーマンスが飛躍的に向上することを紹介され、実際に、第1回手術手技研究会や学生への手術手技フォーラムの活動を開始されていました。宮崎県外科医会も若手外科医を育てることを大きな目標にしていますので、宮崎県の外科の発展のために努力して行きたいと思いました。皆様のご参加有難う御座いました。

次回は、2023310日に冬期講演会の予定でしたが、3月10・11日に九州外科学会(会長 七島篤志先生)、九州小児外科学会(会長 中目和彦先生)、九州内分泌外科学会(会長 河野文彰先生)がシーガイアで開催されることから、3月17日(金曜日)に変更となりました。冬期講演会は会員発表となっています。熟練外科医から若手外科医へは、古賀総合病院の谷口正次先生にお願いしておりますので、皆様のご参加宜しくお願いいたします。

令和4年度宮崎県外科医会夏期講演会の奨励賞が決定しました

夏期講演会を8月5日(金)に現地(宮崎県医師会館)Webで開催いたしました。今回も多くの先生方から症例発表の申込みをいただき、6名の先生方から発表が行われました。

後日、外科医会役員により、症例発表(選考対象4題)の中から優秀発表の投票を行っていただき、開票の結果、令和4年度夏期講演会「若手奨励賞」は、「コロナウイルス陽性患者に対する急性大動脈解離手術の経験」を発表された、宮崎大学医学部附属病院心臓血管外科 明利里彩先生が受賞されました。

おめでとうございます。

明利先生には外科医会 白尾会長から賞状と賞金が授与されました。

★参考:若手奨励賞★
平成30年夏期講演会より、①5年以内の研修医と学生を対象、②発表終了後に外科医会役員が評点し、最高点の発表者に贈られる、③受賞した者には、賞状及び金一封を贈呈する。

明利里彩先生(宮崎大学医学部外科学講座)

宮崎大学医学部外科学講座の明利里彩と申します。この度は奨励賞をいただき、大変光栄に存じます。

私は、県外の大学在学中より地元の医療に携わりたいという思いがあり、卒業と同時に宮崎に戻り、2020年度に外科学講座に入局させていただきました。多くの先生方から熱心にご指導いただき、外科医として充実した毎日を送っております。

自分自身の手で患者の治療を行うことができる点が外科の魅力のひとつと考えておりますが、一方で、それに伴う大きな責任もひしひしと感じております。自分自身の未熟さと向き合いながら、多くの知識、技術の習得に向けて、より一層努力を重ねていかなければなりません。目の前の患者さまに対してより良い医療を提供できるよう、日々精進してまいります。

今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。