2024年11月15日秋期講演会報告
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2024年11月15日に秋期講演会が宮崎県医師会館にて開催されました。現地参加者15名、Web20名でした。司会は、副会長の宮本耕次先生で、特別講演の座長は、宮崎大学外科の河野文彰先生にお願いしました。特別講演は、鹿児島大学乳腺・甲状腺外科の中条哲浩先生で、「甲状腺診療における最新トピックス」という演題でご講演して頂きました。甲状腺取り扱い規約の最新の内容として、膨大細胞癌や低リスク腫瘍の説明と病理診断、甲状腺癌に対する分子標的薬の使い方、内視鏡的手術は、甲状腺腫瘍、甲状腺癌、バセドウ病、副甲状腺腫瘍など、ビデオを交えて説明して頂きました。特に、術中神経モニタリングについては、甲状腺手術には必須であると思われました。会場からも質問が多く有難う御座いました。Webでの質問については、後日中条先生より回答頂き、Web上で公開します。皆様のご参加有難う御座いました。
講演内容は宮崎県外科医会のHPに、掲載しますのでご覧頂くと幸いです。皆様のご多幸をお祈り致します。
令和6年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞の贈呈式を行いました
令和6年8月26日に県医師会館におきまして、R6.8.2夏期講演会の若手奨励賞を受賞された西田 脩通 先生(宮崎県立宮崎病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。
受賞のことば 西田脩通先生(宮崎県立宮崎病院)
宮崎県立宮崎病院の西田脩通と申します。この度は若手奨励賞を受賞させて頂き、誠にありがとうございます。
私は外科医として1年目は大学で勤務させて頂きましたが、研修医とさして変わらない状態の私を教育面や技術面でも丁寧にご指導いただきました。また病棟管理や手術のこと、治療方針や術式の選択など、考えているようでしっかりと考えることが出来ていなかった事を痛感し、より一層先輩方の背中が大きく見えたことが今でも印象深く思っています。
2年目は宮崎県立宮崎病院で勤務させて頂いており、当院の利点として①診療間の垣根が低く相談のしやすい環境であること、②異なる医局の方々が属しており、違った視点から診療を経験することができること、これら2点が挙げられ、これらを経験できるこの病院で研修させて頂き大変光栄に思っています。
まだまだ若輩の身であり、先輩方の背中を追う毎日ですが、少しでも教えを受け継ぎ自身の糧にできるよう誠心誠意日々の診療に努めていく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。