宮崎県外科医会秋季講演会・日本臨床外科学会宮崎支部会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

 20191025日(金)宮崎県医師会館にて宮崎県外科医会秋季講演会・日本臨床外科学会宮崎支部会が開催されました。会に先立って、経皮的気管切開等のハンズオンセミナーを開催しました。今回の特別講演は、鹿児島市立病院消化器外科科長の柳政行先生の「内視鏡外科技術認定取得への情熱~鹿児島編から」というタイトルにて講演されました。先生は自分が技術認定を取得した後は、「鹿児島で一番の、内視鏡外科手術の助手になる」そして、後輩を育てることに情熱を注がれ、さつま鏡塾をはじめ、オペナーシングセミナー、鹿児島ラパロシティフォーラムなど多くの研究会を企画され、若手の教育をされています。内視鏡外科技術認定取得に向けた取り組みの中で、外科医としての知識、技術の向上だけではなく「人」としても成長することが大切で、手術に対する心構え、モチベーションの維持、少ない症例で自身をつけるために、労を惜しまず助手・カメラマンをすることなどが大切であることなどを教えて頂きました。宮崎においても、「さつま鏡塾」を見習って、例えば「ひむか鏡塾」などの鏡視下手術を勉強し合う研究会を設けたいと思いました。この講演会が良いきっかけになることを望んでいます。ご参加有難う御座いました。