2025年4月21日宮崎県外科医会理事・評議員会報告
2025年4月21日宮崎県外科医会理事・評議員会報告
2025年4月21日宮崎県外科医会理事・評議員会を完全Webにて開催しました。参加者は20名でした。令和6年度事業報告を行いました。例年どおりですが、第1回HIMUKA Live Surgery Seminarが参加者20名で行われ、予算の範囲内で行われたことが報告されました。詳細は夏期講演会にて報告予定です。協議として、宮本副会長より、令和6年度決算(案)と令和7年度収支予算(案)について報告し承認されました。令和7年度事業報告について説明しました。令和7年度も例年どおりですが、来年2026年11月26・27日第88回日本臨床外科学会を七島篤志教授が開催されますので、秋期講演会は第87回日本臨床外科学会会長の自治医科大学外科学講座の佐多尚宏先生を特別講演にお招きします。第2回HIMUKA Live Surgery Seminerも開催予定です。
2025年4月25日に開催される「手術室運営塾Ⅱ」について、宮崎大学外科学講座の武野慎祐先生より説明して頂きました。外科医不足の中で、福島県で行っている消化器外科の緊急・緊急手術連携の仕組みづくりを検討する会議です。皆様ご参加下さい。
最後に皆様の意見として新型コロナ・インフルエンザは、落ち着いて来ている。延岡地区の吐下血輪番制の体制が毎日は難しくなってきている。手術症例は、ある程度回復している。麻酔医不足があり、手術への影響が懸念される。外科医をリタイア後に訪問診療を行う先生が増えている。外科医不足、働き方改革の中で医療安全に気を付けて頂きたい等の意見を頂きました。参加して頂きありがとう御座いました。今後とも若手外科医へ外科の魅力を発信する会として活動を行って行きたいと思います。皆様のご協力を宜しくお願いします。
2025年3月24日宮崎県外科医会理事会報告
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2025年3月24日に完全Webにて宮崎県外科医会全理事会を開催しました。参加者は13名でした。令和6年度冬期講演会の一般演題9演題の中から、県立宮崎病院移植外科の目井孝典先生の「賢腎移植ドナー腎アクセプト判断における当院の工夫」が優秀演題賞を受賞されたこと、令和6年度の事業報告、令和6年度決算(案)、日本臨床外科学会本部より支部学術総会への参加について、次期社保審査委員の推薦(県医師会より)、第1回HIMUKA Live Surgery Seminar(3月19日)について報告しました。中島真也理事から第1回HIMUKA Live Surgery Seminarについて説明して頂きました。大阪大学の植村守先生をお呼びして、県立宮崎病院にて腹腔鏡下S状結腸切除が施行されました。20名の参加があり成功裏に終わりました。詳細は後日宮崎県外科医会HPにも掲載する予定です。
議事として、令和7年度の事業計画、令和7年度の予算案が説明され、承認されました。その他として、4月25日に宮崎大学主催の「手術室運営塾Ⅱ」について案内しました。宮本耕次副会長には令和6年度決算(案)、令和7年度予算(案)について説明して頂き有難う御座いました。
理事の意見として、外科医不足、外科医の高齢化があり、これからの地域医療に支障をきたす。外科医を増やすために、地域枠の学生への対応、外科医の縦の繋がりを強くする。外科の救急対応は、外科医だけでなく麻酔医不足の問題がある等多くの意見を頂きました。年度末のお忙しい中ご参加頂き有難う御座いました。
追伸
HIMUKA Live Surgery Seminar案内の中で、外科を行っている施設への通知が行われていないことが解りました。案内用メーリングリストを作成する予定です。日本臨床外科学会の支部掲示板に宮崎県支部会からの報告がされていませんでした。今後随時報告する予定です。
2025年1月20日 宮崎県外科医会理事会報告
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2025年1月20日完全Webにて宮崎県外科医会理事会を開催しました。13名の参加でした。報告として、宮日新聞生活情報誌「きゅんと」の執筆依頼を、宮崎大学の武野慎祐先生とまきのブレストクリニックの牧野裕子先生にお願いしました。2025年2月1日~2日に開催される第13回次世代の臨床外科医のための特別セミナーは、4名の推薦がありました。宮崎大学の廣松昌平先生、阪本倖規先生、小島理紗子先生に決定しました。2024年11月21日に開催された日本臨床外科学会合同懇談会については、前述の特別セミナーへの手術ビデオを推薦して頂きたい(発表者は別に参加可能)。保険診療委員会から、外保連への調査協力体制の構築について各支部から3ヵ所程度協力病院を指定して頂くことへの協力依頼がありました。2月を目途とされています。後日依頼しますので宜しくお願いします。
議事として、2月7日の冬期講演会については、9題の会員発表で、消化管を古賀総合病院、肝・胆・膵を県立宮崎病院、肺・乳・移植を宮崎大学病院より座長推薦して頂きます。今回より、9演題発表の中から、優秀演題賞を選考します。熟練外科医から若手外科医へは、春光会記念病院の宮路重和先生より講演して頂きます。令和7年度(2025年)外科医会日程(案)については承認して頂きましたが、宮崎大学の武野先生より、4月25日に、「福島県における救急外科輪番制」に関する講演会を企画しているとの話がありましたので、理事・評議員会を4月18日金曜日に変更します。宜しくお願いします。招聘手術・鏡視下手術勉強会については、中島真也先生より、3月19日に大阪大学の植村守先生をお呼びして開催するように準備を進めていることを報告して頂きました。腹腔鏡下S状結腸切除の予定です。症例の確保、倫理委員会の開催、場所の確保等について、皆様にご協力をお願いします。
最後に皆様からの意見として、招聘手術を成功させて頂きたい。年末・年始のインフルエンザ・新型コロナ等の患者が多かった。外科救急に対する輪番体制整備が必要ではないか。昨年の診療報酬改定で病院の経営が悪化している。来年11月16日~28日に宮崎シーガイアで七島篤志教授が開催される第88回日本臨床外科学会への協力など多くの意見を頂きました。ご参加有難う御座いました。
令和7年度宮崎県外科医会日程(2025年3月25日更新)
令和7年 | |
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4月21日(月) | 理事・評議員会 ※日程が4/18(金)から変更になりました |
7月12日(土) | 全理事会及び総会、県外科医会・県整形外科医会・労災部会合同学会 |
8月1日(金) | 夏期講演会 ・社保指導:潤和会記念病院 岩村威志 先生 ・次世代の臨床外科医のための特別セミナー報告 ・会員発表(若手外科医、研修医の発表の場) ・若手奨励賞選考 ・熟練外科医から若手外科医へ:元村胃腸科外科 元村祐三 先生 |
11月14日(金) | 秋期講演会 座長:宮崎大学外科 七島篤志 教授 ・特別講演:自治医科大学医学部外科 佐多尚宏 先生 |
令和8年 | |
1月16日(金) | 全理事会 |
2月6日(金) | 冬期講演会 ・社保指導:むつみ苑 下薗孝司 先生 ・会員発表「この疾患に対するわたしの工夫(等)」 ・優秀演題賞選考 ・熟練外科医から若手外科医へ:大塚病院 大塚直純 先生 |
3月13日(金) | 全理事会 |
令和6年度外科医会冬期講演会 優秀演題賞の贈呈式を行いました
令和7年2月28日に県医師会館におきまして、R7.2.7冬期講演会の優秀演題賞を受賞された目井 孝典 先生(宮崎県立宮崎病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。
受賞の言葉
県立宮崎病院外科 目井 孝典
宮崎県立宮崎病院外科の目井 孝典と申します。この度は宮崎外科医会 優秀演題賞を受賞させていただき誠に光栄に思います。私の発表『献腎移植ドナー腎アクセプト判断に対する当院の工夫』が受賞できたのは、ひとえに当院の移植グループ長である三浦 敬史先生をはじめとした先生方のご指導のおかげであると感じております。
自分は医者14年目で立場的には中堅にはなりますが、大学院を2023年の春に卒業して2年目で、ようやく手が動き始めてきたかなというような状態です。気持ちや実力はまだまだ若手ですが、若手の飲み会にも呼ばれなくなり後輩と二人で処置を行ったりする機会も増え、中堅になってしまったのだと感じます。
日南出身ですが大学より他県で過ごしており、18年ぶりの宮崎生活でした。改めて宮崎の人の温かさや食べ物の美味しさなどの宮崎の良さを痛感した2年間でした。2025年4月より北九州に異動となる予定で宮崎を離れることにはなりますが、『故郷は遠きにありて思ふもの』という言葉があるようにいつでも宮崎のことを忘れずに過ごそうと思います。
最後にこのような賞を賜った白尾先生をはじめとする宮崎外科医会の皆様方に感謝の意をお伝えして受賞の言葉とさせていただきます。
2025年2月7日 宮崎県外科医会冬期講演会報告
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2025年2月7日宮崎県医師会館にて宮崎県外科医会冬期講演会が開催されました。参加者は、会場37名、Web38名、合計75名でした。司会は、宮本耕次副会長が行いました。社保指導は下薗孝司先生(白尾代読)で、一般演題は、9演題で、座長は、古賀総合病院の後藤崇先生、県立宮崎病院の中村聡先生、宮崎大学の猪俣麻佑先生が行いました。胸部・乳腺・肝胆膵・乳腺・腎移植と幅広い疾患についての発表でした。後日この中より優秀演題賞を選考します。発表有難う御座いました。
「熟練外科医から若手外科医へ」は、春光会記念病院理事長の宮路重和先生で、座長は、南部病院の八尋克三先生でした。お二人は鹿児島大学の同級生で、詳しく紹介して頂きました。宮崎県外科医会HPにも掲載予定ですが、講演の中で先生の経験の中から、トップランナーに手術の勉強に行くことで大きく道が開けることを教わりました。手術記録も保管されており、多くの手術記録を説明して頂きました。有難う御座いました。
宮崎県外科医会主催の招聘手術についても着々と準備が進んでいます。なかしま外科・内科の中島真也先生に説明して頂きました。3月19日水曜日に大阪大学の植村守先生を宮崎にお呼びして腹腔鏡下S状結腸切除術のライブセミナーを開催します。参加者を募集中です。
夜遅くまで参加して頂き有難う御座いました。また、今回は、第61回九州外科学会が同時期に沖縄で開催されており日程が重なっていたことをお詫び申し上げます。
今後とも宮崎県外科医会へのご協力宜しくお願いします。
【開催案内】2025年2月7日宮崎県外科医会冬期講演会
令和6年度の冬期講演会(日本臨床外科学会地方会)を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。参加される方は下記の「参加申込」からお申込みください(申込締切:2月4日(火))。
日時
令和7年2月7日(金) 18:30~20:45
会場
県医師会館2階研修室及びWeb(Zoomを使用)
テーマ:「この疾患に対するわたしの工夫」
内容
- 会長挨拶
- 社保指導
介護老人保健施設むつみ苑 下薗 孝司 先生 - 会員発表 18:45~20:15
【9題】各10分[講演7分・質疑応答3分]:合計90分 - 熟練外科医から若手外科医へ 20:15~20:45
春光会記念病院 理事長 宮路 重和 先生 - 閉会
プログラムの詳細は下記PDFをご覧ください。
宮崎市郡外科医会春期講演会
開催日
令和7年3月3日(月) 午後7時00分~
会場
宮崎観光ホテル 東館2階『初雁の間』
演題
肝胆膵外科―高度技能専門医の役割―
講師
宮崎市郡医師会病院
外科 部長 旭吉 雅秀 先生
会長
宮崎市郡外科医会 会長 甲斐 眞弘
連絡先
宮崎市郡医師会事務局 総務課 黒木
TEL 0985-77-9100
FAX 0985-77-9120
宮崎市郡外科医会冬期講演会
開催日
令和6年12月16日(月) 午後7時00分~
会場
宮崎観光ホテル 東館2階『初雁の間』
演題
ロボット支援下手術の現状と未来への展望
講師
宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座泌尿器科学分野
准教授 澤田 篤郎 先生
会長
宮崎市郡外科医会 会長 甲斐 眞弘
連絡先
宮崎市郡医師会事務局 総務課 黒木
TEL 0985-77-9100
FAX 0985-77-9120
2024年11月15日秋期講演会報告
宮崎県外科医会会長 白尾一定
2024年11月15日に秋期講演会が宮崎県医師会館にて開催されました。現地参加者15名、Web20名でした。司会は、副会長の宮本耕次先生で、特別講演の座長は、宮崎大学外科の河野文彰先生にお願いしました。特別講演は、鹿児島大学乳腺・甲状腺外科の中条哲浩先生で、「甲状腺診療における最新トピックス」という演題でご講演して頂きました。甲状腺取り扱い規約の最新の内容として、膨大細胞癌や低リスク腫瘍の説明と病理診断、甲状腺癌に対する分子標的薬の使い方、内視鏡的手術は、甲状腺腫瘍、甲状腺癌、バセドウ病、副甲状腺腫瘍など、ビデオを交えて説明して頂きました。特に、術中神経モニタリングについては、甲状腺手術には必須であると思われました。会場からも質問が多く有難う御座いました。Webでの質問については、後日中条先生より回答頂き、Web上で公開します。皆様のご参加有難う御座いました。
講演内容は宮崎県外科医会のHPに、掲載しますのでご覧頂くと幸いです。皆様のご多幸をお祈り致します。
令和6年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞の贈呈式を行いました
令和6年8月26日に県医師会館におきまして、R6.8.2夏期講演会の若手奨励賞を受賞された西田 脩通 先生(宮崎県立宮崎病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。
受賞のことば 西田脩通先生(宮崎県立宮崎病院)
宮崎県立宮崎病院の西田脩通と申します。この度は若手奨励賞を受賞させて頂き、誠にありがとうございます。
私は外科医として1年目は大学で勤務させて頂きましたが、研修医とさして変わらない状態の私を教育面や技術面でも丁寧にご指導いただきました。また病棟管理や手術のこと、治療方針や術式の選択など、考えているようでしっかりと考えることが出来ていなかった事を痛感し、より一層先輩方の背中が大きく見えたことが今でも印象深く思っています。
2年目は宮崎県立宮崎病院で勤務させて頂いており、当院の利点として①診療間の垣根が低く相談のしやすい環境であること、②異なる医局の方々が属しており、違った視点から診療を経験することができること、これら2点が挙げられ、これらを経験できるこの病院で研修させて頂き大変光栄に思っています。
まだまだ若輩の身であり、先輩方の背中を追う毎日ですが、少しでも教えを受け継ぎ自身の糧にできるよう誠心誠意日々の診療に努めていく所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。