県外科医会夏期講演会を開催いたしました

202285日宮崎県外科医会夏期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

202285日宮崎県医師会館にて宮崎県外科医会夏期講演会がハイブリッドにて開催されました。新型コロナ第7派が蔓延中で、一般外科診療にも影響が及んでいる中での開催で、現地参加11名、Web参加45名でした。

「社保指導」は、潤和会記念病院の岩村威志先生より、疑い病名での治療薬の処方は査定、ヘリコバクターピロリ(HP)の検査は、萎縮性胃炎や、癌や腫瘍などの病名が必要、PPI使用時のHP検査は査定、肛門疾患のみでの大腸内視鏡検査は査定、急性虫垂炎の腹腔鏡下手術時の結腸小範囲手術は、回盲部手術を行った詳記が必要、胃全摘時の胆嚢摘出術は50/100%算定が病名無しでも可能など説明がありました。

「一般演題」は、6題で最初の4題が若手奨励賞候補の発表で、座長は県立宮崎病院の大友直樹先生と宮崎大学の旭吉雅秀先生でした。Webと会場での発表でしたが、滞りなく発表や質問が出来ました。

「熟練外科医から若手外科医へ」のご講演は、市来内科・外科の市来齊先生でした。90歳の年齢を感じさせない発表で、大学時代から、古賀総合病院、開業時の手術、検査および現在の状況をご講演して頂きました。診療も継続され、明日もゴルフをされるとの事、頭が下がります。沢山の元気を頂きました。久しぶりに会場でお会いできた先生もあり、対面での開催の良さを感じました。若手奨励賞は今月末に宮崎県外科医会HPにて発表させて頂きます。

次回は99日に、秋期講演会特別講演会を開催します。演者は宮崎大学心臓血管外科古川貢之教授です。皆様奮ってご参加下さい。