2025年11月14日宮崎県外科医会秋期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2025年11月14日宮崎県外科医会秋期講演会が宮崎県医師会館にて開催されました。現地参加13名、Web参加14名でした。特別講演は、2024年に第87回の日本臨床外科学会総会を開催された前自治医科大学病院長の佐多尚宏先生に「2040年sustainableな消化器外科診療を目指して」のご講演を頂きました。座長は宮崎大学外科学講座肝胆膵外科学分野教授七島篤志先生にお願いしました。ご講演の中で、消化器外科医が減少する中で、自治医科大学にて取り組まれた、変形労働時間制度(週4日間10時間勤務)、業務の効率化(仕事に人をつける。手術をパート毎に分けて術者をつける)の有用性、栃木県の中での地域での連携・分担、特に緊急手術を行う体制整備。医師会との連携強化を行い、外科医の確保に関する要望書を県へ提出し、外科医に対するインセンティブについて要望した。など精力的に外科医の勤務環境整備に取り組まれていることに感銘を受けました。宮崎においても外科医不足は深刻で、2040年に向けた取り組みの必要性を感じました。
2026年11月26~28日に第88回日本臨床外科学会学術集会が七島会長のもと、宮崎市のシーガイアにて開催されます。残り1年となりました。宮崎県外科医会は日本臨床外科学会宮崎支部会として全面的に応援しています。皆様のご協力宜しくお願い申し上げます。