2026年8月7日 宮崎県外科医会夏期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾 一定

 2026年8月7日宮崎県外科医会夏期講演会(日本臨床外科学会地方会)が宮崎県医師会館において開催されました。参加者は、会場28名、Web17名でした。総合司会は大友直樹副会長が行いました。7月28日に発生した熊本地震の犠牲者のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様に早期の復興を祈願いたします。前日のNHKニュースで報道されたJCHO熊本総合病院手術室での地震時の凄まじい揺れについて情報共有しました。また、11月26日から28日に宮崎にて開催される第80回日本臨床外科学会についての協力をお願いしました。
社保指導については、保険者が納得するような詳記を記載して頂きたい(保険術式と詳記の内容が異なるなど)。再手術時の手術内容の記載、複数回の検査や処置の詳記記載、CRP測定の感染症病名、ロピオン注は手術又は癌の病名が必要、エンシュアリキッドなどの経腸栄養材使用については食事による十分な栄養摂取が困難であることなどを記載することなどについて説明しました。
次世代の臨床外科医のための特別セミナー報告は、3名の先生が詳しく説明して頂きました。特に、各世代の「かっこいい外科医像」について、多くの刺激と学びを受けたと話されていました。国内外研修については、宮崎大学の原大介先生が、癌研有明病院の大腸外科に研修され、癌研有明病院のシステムや治験等について詳しく説明して頂きました。
今回は、一般演題は6題で、若手奨励賞対象3題、一般演題3題でした。若手奨励賞対象演題については、後日理事等にて選考させて頂きます。今回は、一般演題が少なかったのですが、質問や討論は活発に行われました。座長の宮崎県立日南病院市成秀樹先生、宮崎県立宮崎病院木村隆一郎先生ありがとう御座いました。
今年は日本臨床外科学会がありますので秋期講演会は開催しません。重ねて第80回日本臨床外科学会へのご協力宜しくお願いします。

次世代の臨床外科医のための特別セミナー報告

宮崎大学医学部外科学講座 岩本 和樹 先生
宮崎大学医学部外科学講座 中田 恭真 先生

 2026年2月7日、8日に東京で開催された「第14回 次世代の臨床外科医のための特別セミナー」に参加した。今回のテーマは「外科医はかっこよかったか?今もかっこいいか?」であり、昭和・平成・令和それぞれの時代の外科医から、開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術へと進歩してきた外科医療や、働き方、教育の変遷について学んだ。先達の姿勢や情熱に触れ、外科医の魅力を改めて実感するとともに、自身もそのような外科医になりたいと強く感じた。手術手技パネルでは、鼠径ヘルニア、大腸癌、胃癌のビデオクリニックが行われ、同世代の外科医の手術を行う姿に大きな刺激を受けた。懇親会では全国の指導医や若手外科医と交流し、診療体制や修練環境について意見交換を行った。今回のセミナーを通じて多くの刺激を受け、今後も診療と研鑽により一層励みたいと感じた。最後に、このような貴重な学びの機会を与えてくださった関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

宮崎県立延岡病院 原口 美咲 先生

 この度は「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」へご推薦いただき、誠にありがとうございました。2026年2月7日、8日に本セミナーに参加いたしました。本セミナーでは、「外科医はかっこよかったか? 今もかっこいいか?」をテーマに、各時代の外科医像、手術手技、海外での働き方などについて講演や討論が行われました。時代とともに働き方や価値観は変化しても、患者を救うために技術を磨き、責任を持って判断する姿勢は変わらないことを学びました。令和の外科医の講演では、外科を志すまでの気持ちの変遷が示され、進路選択には憧れだけでなく迷いや不安も含まれることを実感しました。手術手技パネルでは、若手外科医の手術ビデオをもとに議論が行われ、自身の手術を振り返り改善を重ねる姿勢に刺激を受けました。今回の経験を糧に、今後の研修で手術手技や周術期管理を主体的に学び、自分なりの「かっこいい外科医像」を目指して研鑽していきたいと思います。