お知らせ

2024年3月22日 宮崎県外科医会全理事会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2024年3月22日完全Webにて宮崎県外科医会全理事会を開催しました。出席者は11名でした。2024年3月15日に開催された冬期講演会、令和5年度事業報告、令和5年度決算について報告がありました。議事として、令和6年(2024)4月1日から令和8年(2026)3月31日までの役員改選、令和6年度事業計画、令和6年度予算について承認されました。令和6年度より冬期講演会にて、「優秀演題賞(案)」を新たに選考し、賞状と金一封を贈呈すること、内視鏡下手術やロボット手術等に関する勉強会や招聘手術に対する費用助成について予算化することが新たに決まりました。
出席者から、新型コロナについては、まだまだ院内のクラスターや入院患者がいること、4月からの働き方改革に対する対応とくに自己研鑽への対応、外科医不足に対して魅力的な活動をして欲しいなどの意見を頂きました。宮崎県外科医会は、若手への外科医を育てることに力を注いでいます。今後は外科の魅力を発信することも必要だと感じました。2026年11月26~28日に宮崎大学の七島篤志教授が第88回日本臨床外科学会を開催されますので、宮崎県支部として全面的に応援していきます。皆様のご協力宜しくお願い致します。
なお、4月26日に理事・評議員会を開催しますので、関係の先生方はご参加いただきますようお願い致します。

令和6年度事業計画

2024年3月15日 宮崎県外科医会冬期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2024年3月15日金曜日に宮崎県医師会館において、宮崎県外科医会冬期講演会を、現地およびWebにて開催しました。現地43名、Web 20名で合計63名の参加で、現地参加が多かったです。進行は副会長の宮本耕司先生でした。社保指導を下園孝司先生に行って頂きました。疑い病名での治療は保険上認められない。確定病名の診断日の重要性、救急管理加算1・2について、超音波診断で腹部、泌尿器、その他などの分類に注意。処方で適宜増減は2倍量まで、腫瘍マーカーは診断まで1回、外来での軟膏等の病名の確認、CRP検査の病名漏れ、膵管ステント時の胆道ステントの請求不可などを説明して頂きました。一般演題は、13題出して頂きました。一般演題の座長は、県立宮崎病院の日高秀樹先生、宮崎大学の市原明子先生、古賀総合病院の古賀倫太郎先生、潤和会記念病院の樋口茂樹先生でした。幅広い示唆に富んだ発表が多く、質問も活発に行われました。「熟練外科医から若手外科医へ」は、潤和会記念病院名誉院長の岩村威志先生でした。医学は化学である。外科医である前に医師である。医師であるまえに“ひと”である。“ひと”との出会いを大切にする。研究(膵癌培養、留学等)と臨床の歴史、鏡視下手術と安全な手術特に切離と剥離、狭窄をきたさない吻合を心掛ける。患者の生きた背景も大切で、患者家族と目標を一緒にする。医療訴訟時のカルテ記載の大切さ等をご講演して頂きました。「熟練外科医から若手外科医へ」の内容は、宮崎県外科医会HPに動画を配信します。夜遅くまでの講演会でしたが、皆様最後まで会場で清聴されていました。宮崎県外科医かは日本臨床外科学会の宮崎支部会としても活動しています。2026年11月26~28日に宮崎大学の七島篤志先生が宮崎市・シーガイヤコンベンションセンターにて第88回日本臨床外科学会学術集会を開催されます。皆様のご協力宜しくお願いします。

宮崎市郡外科医会春期講演会

開催日

令和6年3月4日(月) 午後7時00分~

会場

宮崎観光ホテル 東館2階『初雁の間』

演題

胆石症と胆囊炎の診療

講師
宮崎市郡医師会病院
外科 副部長 矢野 公一 先生

会長
宮崎市郡外科医会 会長 福元 廣次

連絡先

宮崎市郡医師会事務局 総務課 黒木
TEL 0985-77-9100
FAX 0985-77-9120

【開催案内】2024年3月15日宮崎県外科医会冬期講演会

令和5年度の冬期講演会(日本臨床外科学会地方会)を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。参加される方は下記の「参加申込」からお申込みください(申込締切:3月8日(金))。

日時

令和6年3月15日(金) 18:30~21:30

会場

県医師会館2階研修室及びWeb(Zoomを使用)

テーマ

「この疾患に対するわたしの工夫」

内容

  1. 会長挨拶
  2. 社保指導
    介護老人保健施設むつみ苑 下薗 孝司 先生
  3. 会員発表 18:45~20:55
    【13題】各10分[口演7分・質疑応答3分]:合計130分
  4. 熟練外科医から若手外科医へ 20:55~21:25
    潤和会記念病院 名誉院長 岩村 威志 先生
  5. 閉会

プログラムの詳細は下記PDFをご覧ください。

2024年1月26日 宮崎県外科医会理事会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2024126日完全Webにて宮崎県外科医会理事会を開催しました。8名の参加でした。報告として、宮日新聞生活情報誌「きゅんと」の執筆依頼を千代田病院の水野隆之先生と潤和会記念病院の佛坂正幸先生にお願いしました。234日に開催される第12回次世代のための特別セミナーには、宮崎大学の坂元紀彦先生、荒木裕介先生、県立延岡病院の鈴木裕紀子先生が参加されます。夏期講演会にて報告して頂く予定です。

315日の冬期講演会には一般演題が13題集まりました。座長を推薦させて頂きました。沢山の演題を出して頂き有難う御座います。

今年は役員改選の年です。322日の理事会で新役員を決定させて頂きます。各郡市医師会よりご推薦を宜しくお願いします。

令和6年度の日程を提示させて頂きました。76日全理事会及び総会、合同学会、82日夏期講演会(社保指導は岩村威志先生、次世代のための特別セミナー、国内留学報告、会員発表の中から若手奨励賞選考、「熟練外科医から若手外科医へ」は、くわばら病院の桑原正知先生、104日が秋期講演会(演者は未定)、2025214日冬期講演会(社保指導は下薗孝司先生、「熟練外科医から若手外科医へ」は、春光会記念病院の宮路重和先生)です。

冬期講演会で、一般演題の中から学年を問わず優秀演題賞を授与することを提案させて頂きました。外科医のモチベーション向上になればと思っています。また、副会長の宮本先生より招聘手術や鏡視下手術の勉強会にかかる費用の県外科医会からの補助について提案がありました。まだ具体的には決まっていませんが、宮崎県の若手外科医への魅力向上になればと思います。皆様からの賛同が得られましたので、準備を進めたいと思います。

最後に参加した皆様から、新型コロナやインフルエンザの状況について話して頂きました。地区によってバラつきはありますが、インフルエンザや新型コロナ感染が増え、職員の感染が増えてきています。感染対策をしながら、一般外科診療や救急対応を行っている現状だと思います。

以上、理事会の報告とさせて頂きます。本年も宜しくお願いします。

令和6年度宮崎県外科医会日程

令和6年  
4月26日(金) 理事・評議員会
7月6日(土) 全理事会及び総会、県外科医会・県整形外科医会・労災部会合同学会
8月2日(金) 夏期講演会
・社保指導:潤和会記念病院 岩村威志先生
・次世代の臨床外科医のための特別セミナー報告
・国内留学報告
・会員発表
・若手奨励賞選考
・熟練外科医から若手外科医へ:くわばら医院 桑原正知 先生
10月4日(金) 秋期講演会
・特別講演
令和7年  
1月24日(金) 全理事会
2月14日(金) 冬期講演会
・社保指導:むつみ苑 下薗 孝司 先生
・会員発表「この疾患に対するわたしの工夫(等)」
・優秀演題賞選考(新規)
・熟練外科医から若手外科医へ:春光会記念病院 宮路重和 先生
3月21日(金) 全理事会


 

宮崎市郡外科医会冬期講演会

開催日

令和5年12月18日(月) 午後7時00分~

会場

宮崎観光ホテル 東館2階『初雁の間』

演題

当院での乳癌手術とHER2陰性乳癌に対する周術期薬物療法

講師

宮崎大学医学部外科学講座 呼吸器・乳腺外科分野
病院教授/講師  冨永 洋平 先生

会長

宮崎市郡外科医会 会長  福元 廣次

連絡先

宮崎市郡医師会事務局 総務課 黒木
TEL 0985-77-9100
FAX 0985-77-9120

2023年11月16日日本臨床外科学会合同懇談会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

20231116日第85回日本臨床外科学会時に合同懇談会が岡山にて開催されました。万代恭嗣会長より挨拶の中で、本学会は、「若手外科医をもり立てる」ことを重要視していることを話されました。

202423日に「次世代の臨床外科医のための特別セミナー」が東京グランドホテル新高輪にて開催されます。対象者は①各都道府県3名、②原則として40歳未満の若手医師、③できるだけ女性を1名含める、④卒後2年目以内の初期研修中で外科進路考慮中の学会未入会者を1名含めても良い、⑤本セミナーに未参加の支部長は、3名の枠内のなかで、できるだけご参加を求める、⑥公募ビデオの提出者として選出された先生は、3名のほかに追加で参加していただいてよい、となっています。宮崎支部も参加者と公募ビデオを募集しますので宜しくお願いします。

学会本部より支部学術集会への参加については、本部より支部並びに若手医師との交流、支部学術集会の現況の視察を目的として、年間34件を予定している。宮崎支部では、「若手奨励賞」を選考する夏期講演会が良いと考えています。

保険診療委員会からは、令和8年度の診療報酬改定に向けたスケジュールが提示され、要望書作成のプロセスの見直しと要望書のエビデンス作成のための、各支部に調査協力を依頼されました。

各支部へのアンケート結果については、外科医不足、働き方改革により勤務医の給与の減少への懸念、現行の診療報酬では、物価、人件費、光熱費の高騰についていけない。ロボット支援手術について早急に新設評価してもらいたいなどの意見が寄せられていました。

評議員会において、2026112628日に宮崎大学の七島篤志先生が宮崎市・シーガイアコンベンションセンターにて第88回本学術集会を開催されることが報告されました。

今後も宮崎県外科医会は、日本臨床外科学会宮崎支部会としての活動を継続していきます。皆様のご協力宜しくお願いします。

2023年10月6日宮崎県外科医会秋期講演会報告

宮崎県外科医会会長 白尾一定

2023106日宮崎県外科医会秋期講演会が宮崎県医師会館にて開催されました。現地参加11名、Web参加20名でした。鮫島病院診療部長の江藤忠明先生に、「宮崎県の外科医療の未来のために私たちにできること」という演題でご講演して頂きました。江藤先生は、宮崎医科大学ご出身で、宮崎で外科としてご研鑽後、鹿児島に勤務のご経験から、宮崎の外科医療に関して、多くの刺激的な内容を講演して頂きました。都城ラパロの会を開催され、若手外科医への内視鏡技術認定医取得にむけてご尽力頂いています。外科医不足、外科医の高齢化、目まぐるしい医療技術の進歩、AIやロボット支援手術、未来への投資としての若手の育成、指導医の教育、ロボット支援手術は医師確保や集客、施設間競争に勝ち抜くには必要である。ロボット支援手術の施設認定に内視鏡技術認定医が必要など、若手外科医が内視鏡技術認定を取得するまでのサポートが必要であるとご講演されました。宮崎県外科医会も若手外科医の育成に力を入れていますので、今後内視鏡技術認定取得への支援も考えなければならないと感じました。ご講演有難う御座いました。

尚、冬期講演会を202438日に予定していましたが、大分で開催される第60回九州外科学会・九州小児外科学会・九州内分泌外科学会の日程と重なることが分かりましたので、315日金曜日に変更させて頂きます。宜しくお願いします。

令和5年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞 受賞者(坂元紀彦先生(宮崎大学医学部附属病院))

宮崎大学医学部外科学講座の坂元紀彦と申します。この度は若手奨励賞を受賞させて頂き、大変光栄に思います。
学生の時から手術の見学が好きで、研修医になって様々な手技を経験してさらに外科の魅力を知り、外科医として頑張っていきたいと思い、今年度入局させていただきました。入局から5カ月が経ち、先生方の御指導のおかげで多くの学びを得ることができ、執刀も経験するなど充実した日々を過ごしております。
研修医の肩書きが外れ、判断を求められる機会が増え、患者様それぞれの状態・状況を総合的に考えることの重要性やそれに伴う責任の重さを実感しております。今はまだ分からないことが多く先生方に頼ることも多いですが、知識を身につけ、経験を増やすことで、少しずつでも前進していきたいと考えております。
地元宮崎県の医療に貢献できるよう、また、患者様に十分な医療を提供できるように日々努力してまいります。今後とも御指導よろしくお願いいたします。

令和5年度外科医会夏期講演会 若手奨励賞の贈呈式を行いました

令和5年8月31日に県医師会館におきまして、R5.8.4夏期講演会の若手奨励賞を受賞された坂元 紀彦 先生(宮崎大学医学部附属病院)に賞状と賞金の贈呈式を行いました。
ご報告いたします。